昨日に引き続きですが、今日スティグリッツ教授と、岡田代表らとともに朝食会を開催し、教授の講演を聞かせて頂きました。
スティグリッツ教授が強調したのは、「格差をなくしていくこと」、「地球環境を守っていくこと」の大事さ。昨日のブログにも書きましたが、これらの教授の主張は、まさに私たち民主党が長らく主張してきたもの。意を強くしました。
また、講演の後半でスティグリッツ教授がかなり時間を割いたのが、TPPに関する言及。これは人々の利益を代表したものではなく、企業のロビイストの利益を反映したものだとバッサリ。
特に米国の大手製薬会社の影響を受け、薬価の高止まり続く、と。またISD条項について、各国が適正な規制を導入することに対して訴訟が起こる、と。かなり熱の入った言葉でした。
安倍総理は、スティグリッツ教授から「消費税引き上げには反対」との言葉を聞きたいということだけで、昨日の会合に招いたのだろうと思いますが、ノーベル経済学賞を受賞したこの高名な教授の主張は、アベノミクスとはおおよそ異なる方向を向いていることは明らかであったと思います。