南スーダンでのPKO活動に対して、今日の閣議で「駆けつけ警護」の新任務を付与することが決定されました。
駆けつけ警護は、これまでの例えば施設を建設するなどの、自衛隊が行ってきたPKO活動とは全く異なるリスクに直面しかねない活動です。
特に、南スーダンで今自衛隊が活動する首都ジュバでは、治安の悪化が懸念されます。この7月には南スーダンの政府軍と対立する副大統領派の勢力が衝突するという事態が生じました。
そのような中で、今駆けつけ警護という新しい任務を付与することには、民進党としては反対です。
政府からの説明では、「他国の軍隊に対して駆けつけ警護を行うことは想定されない」とあります。この説明自体が全く意味不明です。「想定されない」とはどういう意味か。そのようなことは任務としてできない仕組みとなっているということなのか。任務としてはできるようになったけれど、危ないからやらないということなのか。このように重要なことですら、このようにあいまいなままにしていること自体も大問題です。
駆けつけ警護については、事態の進展に応じてこれからも国会で厳しく追及していかなければなりません。