与党国対委員長が、共謀罪法案を今国会で成立させるべく合意したとのことです。
もとより、私たちはこの法案の廃案を目指して頑張りますが、そもそも担当大臣たる金田大臣の、極めて拙い、かつ曖昧な答弁を見てきて、今国会成立に至れるほど、国民の理解が得られるとは到底思えません。
これまで金田大臣は、「成案が得られたらきちんと答弁する」といった趣旨の答弁を繰り返してきました。しかし、昨日の衆議院法務委員会での大臣の答弁を聞いて驚いたのは、成案を得たにもかかわらず答弁内容は全く不明確なまま。これでは議論は前には進み得ません。
今日の与党国対委員長会談で、答弁者について法務省刑事局長に答弁させるべしとなったとのことですが、国会で法案担当局の局長が答弁に立つのは当たり前のこと。こんな当たり前のことをあえて確認したのは、法務大臣をできる限り答弁に立たせたくないからでしょう。異常なことです。