昨年、実質賃金の伸びはプラスなのかマイナスなのか。この単純な問いに、安倍政権はすぐには答えられない状況です。
安倍総理は、昨日と今日の衆参本会議における答弁において、検討中、という答弁を繰り返しました。そのかわりに述べたのは「連合の調査によると、賃金の伸びは今世紀最大となっている」ということ。
政府統計に基づいてではなく、連合の調査をもとに答弁。それほど、政府統計の信頼性が低下しているということ。
この現実は極めて重いものがあります。総理自身が頼ることのできない政府統計。これを立て直す真剣な取り組みを、安倍総理は行なっていくか、国会でしっかり確認していきたいと思います。