昨日の岸田総理の記者会見の中で、異次元の少子化対策という言葉が出てきていましたが、これがどう具体化、実現されるのか。
これを「異次元」にふさわしく実行するには、それだけの予算が必要です。しかし日本はこれまで他の先進国に比べて極めて少ない子ども子育て予算しか作ってきませんでした。
そこで、「子ども子育て予算の倍増」が課題として上ってくるわけです。
しかし、昨春に衆院内閣委員会で、「子ども家庭庁法案」を審議した際に、子ども子育て予算を倍増するのかしないのか、私たちから繰り返し政府に質してきましたが、その答弁は二転三転を繰り返し、迷走を極めました。
私はその時の内閣委員会の法案審議に自ら臨みましたが、その立場からすると、この異次元の少子化対策を実施するための予算の裏付けはあるのか、ということが大変疑問に思えます。
子ども子育て予算をどう確保していくのか。この重要な問いに岸田総理は今度はどう答えるのか。通常国会での深い議論が求められます。