自民党の茂木幹事長がこの秋に経済対策の補正予算を作る旨を発言しています。
私は、この補正予算がどのような目的のものなのか腑に落ちません。
現在の物価高に対応するためのものであれば、これは必要性がありますし、これに対しては今年度予備費で対応することができると思います。
それ以外の目的なのか。だとすれば、通常のように景気対策という意味のものか。
しかし景気対策といっても、現在の日本のGDPギャップは0.7%程度まで縮小してきています。約3兆円規模。
一体どの程度の規模の補正予算を茂木氏が考えているか不明ですが、約3兆円規模の需要不足を埋めるためなら、物価対策の予備費の支出に加えて、わざわざ補正予算をこの秋に組む理由は乏しいと言わざるを得ません。
そうなると残る理由は、政治的理由。つまり「バラマキ」のためか。
極めてレベルの低い政治のあり方だと言わざるを得ません。