来年10月からの消費税率の再引き上げに対して、政府が考えている消費落ち込み対策について色々聞こえてきています。
その中では、まず中小事業者からキャッシュレスで購入した方々に対して、ポイント還元を行うなどということが聞こえてきて、キャッシュレスで支払えない方々はどうしたらいいのかと、現場感覚とのズレを強く感じました。
その後、さらにそのポイント還元を、「軽減税率」が適用される食料品等以外にも適用する、さらにはキャッシュレス云々に関係なく、プレミアム商品券を配布する等の案も出てきているようです。
消費落ち込み対策の重要性はよく分かりますが、ここまでくると「何でもありのバラマキ」としか言えないのではないかという気がします。
民主党政権において「社会保障と税の一体改革」を打ち出した時には、確固たる思想がありました。消費税引き上げで財政再建とともに社会保障を充実していこうというものでした。
安倍政権のもとで、そのような思想の、影も形もありません。ひたすらバラマキの、手っ取り早い人気とりのみ。
全くおかしな方向に進んでいます。