当初予算で初めて100兆円の大台を超えた、2019年度予算案が今日、参議院本会議で可決され、成立しました。
この予算、100兆円超えという規模、すなわち財政健全化の道筋が全く見えないという問題点に加えて、今年10月からの消費税引き上げに対する対策としての軽減税率、ポイント還元制度など、生活の実態と全く乖離した、非常に問題の多いものだという点は繰り返し主張しなければなりません。
これらについては、必ずや現場の混乱、あるいは期待した効果を発揮しないなどの問題となって現れてくると思います。
加えて、統計不正の問題については、政府与党側は、お手盛りの特別監察委員会の調査で幕引きを図ろうとし実態は全く解明されないままです。また結局昨年の実質賃金はプラスだったのかマイナスだったのかといった、極めて基本的なことすら分からないという状況であって、政策判断のしようがありません。
こんな中で成立した2019年度予算。禍根を残します。