8月9日、長崎への原爆投下から77年。
ウクライナ情勢においてロシア、プーチン大統領がが公然と核兵器の使用を示唆する中で、世界においては核兵器を保有して、それをもって抑止力とするべきだという考えが強まっています。
核抑止という考え方は、核兵器を保有していることで、相手に核兵器を使わせないという意味で抑止になる、したがって保有している方が平和と安定が保たれるのだというもの。
つまり、究極的には、核兵器は使われないということを前提としています。
しかし、プーチン氏の言動を見ていると、今や、核兵器が使われることが現実に起こりうるということが強く意識させられます。
核兵器は使われないという前提で、持っていることで抑止しようという考え方の土台に揺らぎが生じています。
現実に核兵器が存在することの危険性は増していると言えます。だから、核兵器廃絶の必要性は前にも増して高まっている。
このようなことが、先日の広島における原爆の日、そして今日の長崎における原爆の日を通じて被爆地から訴えられました。この声は重い。