来年度予算編成作業が、政府において進んでいます。
今年度補正予算案と併せて、来月からの予算委員会で議論をしていくことになるので、私も作業の進展を見守っています。
補正予算案の策定過程を見ていても明らかなのは、税収が伸びる方向にあること。結果として補正予算案も赤字国債発行無しで編成されています。
おそらく来年度予算案も税収が伸びるという前提のもとで編成が行われるのでしょう。私たちとしてしっかり見ておかなければならないのは、その際に、税収の増分が無駄な歳出にまわることなく、財政の規律確保に役立つように使われるか。
特に、安倍政権の財政運営においては、来年度において一般会計の基礎的財政収支を4兆円改善させることがターゲットになっているので、税収が予想以上に伸びれば、その分は、赤字を減らすのではなく歳出を増やすことにまわせる仕組みになっています。
そんな中で、どのような予算案が出来上がるのか。しっかり検証していきたいと思います。