集団的自衛権についての憲法解釈変更を、なぜ安倍総理はこんなに急いだのか。
多くの有権者の方々とお話ししていると、この点の懸念に言及する声が明らかに多くあります。
誰もが日本を取り巻く安全保障環境が難しいものになってきていることは理解されています。その上で、しかし憲法9条の根幹にかかわることを、こんなに拙速かつ簡単に、解釈の変更という形で変えていいのかという疑問が払拭できないという声です。
そのような本質的な問題であるが故に、例えば2、3年の時間をかけて、国民の皆さんとの対話の場を十分に持ったりしながら、国会も巻き込んでじっくり議論を重ねた上で結論を出すのもひとつの方法ではなかったでしょうか。
国の安全保障を支えるのは究極的には「国民の覚悟」 それがどれだけ存在するのか、醸成されうるのか、これを見極める時間を確保するべきではなかったかと思います。