集団的自衛権等についての国会での集中審議、今日は参議院での審議でした。
今日の審議を聞いていても疑問が残るのは、依然として昨日も書いた「国民の権利を根底から覆す明白な危険」どうきちんと判断できるようにするかということ。
これについて、安倍総理は昨日もそうでしたが、今日の審議でも「客観的に判断する」との答弁をしています。
しかし一方で「個別の状況に応じて総合的に判断する」という趣旨も繰り返し答弁しています。これらふたつの種類の答弁は明らかに矛盾します。
客観的に判断する、というのであれば、客観的な基準が必要です。しかしそれは答弁を通じても、政府は示していません。だから「個々の状況に応じて総合的に判断する」となるわけです。
二日間の答弁を仔細に分析すれば、明らかに急場ごしらえの、整合性のない部分が見えてきます。
だからこそ、これらの点を明らかにするために、もっともっと国会での審議を行うべきなのです。