先週金曜日の参議院予算委員会で、安倍総理は自衛隊を「我が軍」と呼びました。そして今日、菅官房長官もそれを追認する旨を記者会見で述べました。
私は、これまでの営々と積み上げてきた、政府の考え方をこれだけ簡単に、恣意的に覆す安倍政権の姿勢を問題視します。
なぜなら、これまでの政府の正式な答弁書では、自衛隊は軍隊ではない、と明らかにしてきました。
先の安倍総理の国会答弁だけであれば、「言い間違えた」といったような説明もあるのかなと、私は思っていました。しかし、今日の菅官房長官がその総理発言を追認したということは、安倍政権は確信的に「自衛隊は軍」である、ということを言っているに等しく、これは、これまでの長年の政府の公式見解とは明らかに異なります。
自衛隊は軍隊か? これは長年問われ続けてきた極めて重要な論点です。それをこんなに簡単に政府の公式答弁を変えて良いわけはありません。
国会でも議論されること、必至です。