米国にて、TPP交渉において大統領に強い交渉権限を与える貿易促進権限法案TPAが、上院を通過し成立しました。
政府はこれでTPP交渉が進展するとし、来月にも各国閣僚会合を開催して最終合意を目指したいとの立場です。
この段階においても、交渉の内容について全く情報開示がされていない状況に変化はありません。
衆参農林水産委員会決議が守られる内容となるのか、また、私としては加えて、本来であれば日本が「攻めるべき」自動車分野において、しっかり攻め込んだ結果となるのか、大変懸念しています。
私が、TPP担当大臣政務官として携わった時にも、米国の自動車産業保護への圧力の強さは驚くべきものがありました。その圧力を安倍政権がはねのけることができているのか。
それができなければ、連動して農業分野においても攻め込まれている、という結果になるのではなかと危惧されます。
これから国会としての監視も、さらに強めていかなければなりません。