衆議院TPP特別委員会での質疑が始まりました。
私たちとして、まず求めるべきは可能な限りの情報の開示。特に交渉過程においてどのような議論で、何を譲って何を勝ち取ったかが国民にも納得できるような情報の開示です。それなくして、意味ある審議ができるとは思えません。
安倍総理は、「外交交渉にかかわることは開示できない」という一般論を繰り返し述べました。
確かに、外交交渉にかかるものについて開示できないものがあることは私たちも理解します。
しかしTPPに関する情報開示については、政府の言い分は丸呑みはできません。なぜなら、TPPについては日本政府はこれまで、米国をはじめ他国が開示している情報まで「他国との関係で開示できない」としてきたからです。他国が開示している情報を日本が開示できない理由はありません。にもかかわらず、日本政府はそのような範囲も開示を拒んできました。
少なくとも他国と同じ程度の情報は開示すべき。それが私たちの主張です。それができないのであれば、本当に意味のある審議は不可能だと思います。