いよいよ秋の臨時国会も本格始動。今日、麻生新総理の所信表明演説が行われました。
当面の日程としては、10月1日(水)~3日(金)の衆・参両院での代表質問まで決まっていますが、その先は未定。超視界不良の中、国会が開催した感じです。
国対からは、「10月3日は禁足(国会近くに常時いるように、との指示)となる可能性あり」と伝えられ、緊張感が走ります。
それにしても麻生新総理の所信表明演説は、これまでの演説とはかなり違ったものだったと思います。大きな違いは、総理として国政運営の所信のほかに、「民主党にお尋ねします」という趣旨の部分がかなり多かったこと。
国会運営に対する姿勢、補正予算に対する賛否、消費者庁法案への賛否、さらには外交面で国連と日米安保のどちらを優先するのか、テロ対策給油法案への賛否など、多岐にわたる点について、総理から民主党に質問するという形式。これまでなかったことだけに驚きました。
また、残念だったのは、麻生氏の国政運営の方針自体に具体性を欠いたこと。特に年金(国庫負担引き上げ問題)、医療(後期高齢者医療制度の問題)などの社会保障をどうしていくのかという点については、「検討していく」という表現に終始していた感があります。
10月1日からの代表質問は、これまた、これまで見なかったような様子の中で進むのか。注目されます。
コメント
コメント一覧 (1件)
『椿事件』
1993年9月21日、民間放送連盟の「放送番組調査会」の会合の中で、
テレビ朝日報道局長の椿貞良が、選挙時の局の報道姿勢に関して
「小沢一郎氏のけじめをことさらに追及する必要はない。
今は自民党政権の存続を絶対に阻止して、
なんでもよいから反自民の連立政権を成立させる
手助けになるような報道をしようではないか」
との方針で局内をまとめたという趣旨の発言を行う。
(ウィキペディア「椿事件」)