先日、このブログに、事業仕分けとの関連で、霞ヶ関官僚機構の中に、自律的に事業仕分け的な機能を果たす仕組みを導入するべきだという考えを書きました。
これに対して、何人かの方々から、「財務省の予算編成のあり方を抜本的に変えるということですか」という趣旨の質問を立て続けにいただきました。
私の考えをもう少し書くと、この官僚機構の中に盛り込まれるべき、自律的事業仕分けの仕組みというのは、財務省に限ったことではありません。
そもそも、日本の予算というのは、各省との査定を行うのは財務省ですが、そこにいたる前に、各省の官房会計課、さらにその前に、各局の総務課(予算担当課)によって取りまとめられあげられていく構造になっています。
ですから、予算編成を行う部局、というとすぐに財務省主計局が頭に浮かんできますが、それだけではなく、各省各局各課のこのような一連の構造全体がいわば「予算編成部局」ととらえるべきだと私は思っています。
したがって、自律的事業仕分けの仕組みを埋め込むとすると、財務省主計局のみならず、各省各局各課にいたるまで、この仕組みを一貫させなければなりません。
このような仕組みを政府機構全体に行き渡らせられるかどうか、それが鍵です。
コメント
コメント一覧 (2件)
そのようなことだけでなく、いろいろと変えたくて議員さんになられたのですから、頑張ってみてください。
いろいろかいてあるやん。絡むのはやめましょう。