来年度の経済見通しでは消費税引き上げを前提としている。社会保障国民会議の議論でも消費税引き上げを前提としている。しかしながら肝心の中期財政計画においては消費税引き上げは前提としない。これが政府のスタンスです。
消費税引き上げについては、政府は10月に判断すると言っています。引き上げの是非については、色々な立場があるのは理解できます。
しかし政府として、極めて重要な政策指針をとりまとめる際に、ある時は消費税引き上げを前提とし、ある時は前提としない、というのは私には理解できません。
到底、整合的な政策運営ができるとは思えないからです。