安全保障法制特別委員会が、今日初めて開催され、まずは委員長、理事の選任を行いました。今週はここまで。来週以降の審議日程は、来週議論していきます。
そんな中、安全保障法制担当の中谷大臣からおかしな発言がありました。
今回の安保法制によっても、自衛隊員の皆さんへのリスクは変わらない、というもの。
そんなはずはありません。何せ今回の改正で、集団的自衛権行使を可能とすることを目指しています。つまり日本が攻撃されていない中でも自衛隊が武力行使に出て行くことがあるようになるわけです。
また周辺事態法を変え、また他国軍隊への後方支援のための新法を作ることで、自衛隊はいつでも、地球の裏側までも、例えば米軍への後方支援のために出て行くことになります。PKOにおける自衛隊のリスクの高い活動も追加されます。
にもかかわらず、自衛隊員へのリスクは変わらないと。同じような発言は、党首討論で安倍総理もしていました。
あたかも何も変わらないかのごとく説明して切り抜けようというのは、極めて不誠実な態度です。
徹底的に委員会で審議を尽くしていきたいと思います。