広島に原爆が投下されて70回目の「原爆の日」。
戦争の悲惨さを改めて胸に刻み、核兵器の廃絶に向けた思いを強くします。
そんな日にあたっての安倍総理の挨拶において、総理はこれまで歴代総理大臣が言及してきた「非核三原則を堅持」という言葉を、今日は使いませんでした。
安倍総理自身も総理大臣として、これまで広島原爆の日に述べていた「非核三原則を堅持」するという言葉。なぜあえて今回はこれ言及しなかったのか、理解に苦しみます。
折しも先日の参議院安全保障特別委員会の審議において、今回の法案では米国への後方支援において核兵器の輸送も法理上可能であることが答弁の中で明らかにされました。それが強烈な驚きを呼ぶ中での、今日の総理の挨拶です。
世界唯一の原爆による被爆国として、日本にとって非核三原則は、微塵も揺らぐことはあってはなりません。安倍総理はこの非核三原則にまで変更を加えようとしているのではないかと、訝しく思われます。