安倍政権は「働き方改革」を打ち出しています。しかしその割には、実質が全く伴っていません。
今問題となっている長時間労働規制についても、あるいは同一労働同一賃金にしても、言葉では言うものの、具体的には「年度末までに行動計画を作る」と言うばかりで、具体性を欠いています。
ましていわんや、これらの問題はまさに今、働く現場で長時間労働にあえぐ方々がいらっしゃるという問題であり、まさに今同じような働き方をしていても正規と非正規との狭間で不均等な待遇を受けている方々がいらっしゃるという問題です。ですから一刻の猶予もない問題であるにもかかわらず、安倍政権の態度は極めて悠長なものです。迅速性も欠いています。
一億総活躍というキャッチフレーズをかかげて、はや一年以上が経ちました。しかし何ら成果らしい成果は見えません。
働く現場で苦しい現実に直面する人たちの切実な声にもっと耳を傾けるべきです。