自民・公明の幹事長、国対委員長が会談し、秋の臨時国会を9月25日の週に召集することを確認したと。
野党側からは、憲法53条にもとづいて臨時国会を開催すべきということを、規定された国会議員の人数を揃えて、7月のうちに公式に要請しています。憲法には、その場合には、政府は国会の召集を決定しなければならないと規定されています。
ところが、与党側はこの憲法の規定を全く無視して、当面は国会を開かず、例年通りの9月末に国会を召集する方向ということ。
安倍政権の、憲法を軽視する姿勢はその極みに達しています。
また、同会談では、早期に補正予算案を組むことの必要性も議論されたということですが、そうであれば、いかにも旧態依然とした話です。
地方の景気が厳しいことはその通り。私も十分肌身で感じています。しかし、だからと言ってまた政府が借金をして、いつも通りのバラマキを行うのでは、地方の景気が根本的に良くなるわけはありません。集中豪雨被害対策の、ニーズに応じた分の災害復旧対策補正予算ならまだ理解できますが。
選挙前の大盤振る舞い狙いかとも勘ぐられるこの動き。本当に旧態依然としています。