諫早湾干拓問題に関する福岡高裁の動きとして、2月26日に和解協議が開始されていましたが、今日、高裁の方から、「開門しないことを前提に、基金による和解」という考えが示されました。期限は7月末。
しかしながら、原告団・弁護団としては、私も緊密に協議をしていますが、開門をしない、という前提で、和解を受け入れるということはあり得ません。このことは動かないスタンスであって、何があっても変わりません。
すなわち、今日、高裁から上記のような和解の勧告があったわけですが、その和解協議は成らない、すなわち決裂することが必定。
そのような現実の中で、では政府はどうするのか。基金案は解決策にはなりません。だったら政府はどうするのか。それが問われます。