よみがえれ!有明訴訟弁護団原告団の皆さんと、院内集会を開催しました。
諫早湾干拓の開門調査を通じて有明海の真の再生を目指して、農水大臣に対して、関係するみんなが一同に会するような場を通じての話し合いを求めてきています。
というのも、この話し合い、当の農水大臣が今年3月2日に出した農水大臣談話の中で、自ら提唱しているものなのです。
もっとも、この時農水大臣は、開門によらない和解を目指すとした平成29年農水大臣談話の趣旨を踏まえつつ、という前提をつけていました。
開門しないという結論を先に決めた上での話し合いというのは意味がありませんので、私たちからは再度、前提つけずに虚心坦懐に話し合いをしようと、農水省に呼びかけています。
農水省は10月4日に弁護団に対して送ってきた書簡の中で、「本年3月の農林水産大臣談話の趣旨やこれまでの有明海再生の取組の状況を御説明する機会をいただきたいと考えています」と述べています。
であれば、ということで、私たちからはそのような話し合いの第一回会合を「貴省のご提案の「開門によらない基金による和解」についての貴省からの説明とそれに対する参加者からの質疑・応答をテーマに実施」したらどうかと提案しています。
いずれも、農水省の申し越しの内容に応じた提案です。これを農水省として拒む理由はないと思います。
まだ農水省からの反応は返ってきていません。これをしっかり得ていきたいと思います。