鹿島市七浦地区での収穫祭におじゃましてきました。
恒例でお招き頂いているこの祭り、地域における農業、漁業の豊作、大漁を祈願し、感謝するものです。
ところが今年は、勝手が違います。この地域で盛んな、有明海での海苔の養殖が極めて厳しい年が続いており、そしてこの秋から始まった今年も、今のところまた深刻な状況だからです。
いつもであれば、漁協青年部の皆さんが、今年の摘みたての海苔をこの祭りの際にご披露して下さるのですが、この数年間見られません。
今年の海苔漁にも皆さん、大変不安な様子です。
そして、今月15日に、私がよみがえれ有明弁護団・原告団の皆さんと国会内で農水省・水産庁を呼んでヒアリングをした際、水産庁が「海苔漁場の交換を提案している」と述べた件、その翌日に佐賀新聞で報道されたこともあり、皆さんご存知でした。そして、「そんな非現実的なことができるはずはない」と、憤りの声でした。
政府はこの現状に対して、実効性のある対応をとるべきです。
有明海特措法22条に基づく、赤潮被害への特別な損失補填、まさにこれが論点となるべき時が来ています。