今日、12月20日。3年前、私たちの政権下で福岡高裁の、諫早湾干拓開門判決を確定させましたが、その開門の期限日。
今日、政府は開門を行いませんでした。
政府は言います。開門を命じた確定判決と、開門を差し止めた仮処分判決と、ふたつの異なる方向の判決が出ているので難しいんだと。
しかし、そう言いながら、今日開門をしなかった、ということは「開門しない状態を継続する」という判断をしているわけであって、すなわち開門差し止めの仮処分判決を支持するスタンスを採っていることに他なりません。
「開門しない」という「不作為」の判断であっても、歴とした「判断」です。このことに対しては強く抗議したいと思います。
政権再交代のあとのこの一年間、何度も国会で諫早湾干拓問題を取り上げてきましたが、その度に現在の自公政権が、開門に大変消極的であることを感じてきました。そしてそのことは今日明らかになりました。
今私たちがやらなけばならないことは、とにかく漁業者の皆さんや、原告団・弁護団の皆さんとともに運動を強化していくこと。政府の不作為を、国会でもさらに追及していきます。