私が昨年12月のTPPシンガポール会合に行って感じたこと。それは米国の日本への要求は、とても日本として呑めるものではないなと、米国の態度が変わらない限り交渉がまとまることは難しいなと。
そんな中であったにもかかわらず、今月末のTPP閣僚会合は設定されました。今度まとまらなければそもそもTPP交渉自体の勢いを失うリスクを負いながらも。
さらにその準備として甘利大臣は米国に飛びました。これは何を意味するんだろう。
もし日本が前に出て、本気で今回まとめようとすると、相当日本側が譲歩を迫られるのではないかという危惧があります。自動車分野でも、農業分野でも。
それとも、「日本だけがかたくなであったが故にまとまらなかった」と言われることを避けるため、すなわち日本だけが責任を負わされ孤立することを避けるための行動なのか。
いずれにしても、甘利大臣が帰国すれば、少しなりとも雰囲気がわかるのではないでしょうか。来週の予算委員会で確認していきたいと思います。