安全保障法制について、今日、我が党と維新の党の政調会長が会談し、お互いの安全保障法制についての考え方のすり合わせをすることを確認しました。このような議論が両党間で行なわれることは、あって良いことだと思います。
ただ、昨日も書きましたが、その結果対案の提出となるかどうかは、ひとつには両党のそれぞれの党内での意見がどうなるかという点と、そしてもうひとつには国会審議で戦う上で対案を提出した方がよいのかどうかという点によります。
我が党としては、安全保障法制についての考え方を4月28日に既にまとめているので、あとはそれを法案という形で出していくのかという、いわば国会対策上の問題です。
その点で言えば、私は対案を出していくことに現時点では慎重な考え方です。
「対案を出すべし」と与党側からさかんに声の上がる状況。すなわち与党としては、野党が対案を出して審議されれば、それだけ政府案の問題点を野党側から追及される審議時間が減るので得策だ、という損得勘定から出てきている話しです。与党側の国会対策上の都合です。
その手に乗る必要は私は今のところはないと思っています。もちろん今後の国会審議の推移如何にもよるので、その面での柔軟性は持っていて良いと思いますが。
あくまでも国会の、委員会審議の場が主戦場です。