諫早湾干拓からの排水問題に関して、今週月曜日に、若手漁業者の皆さんの海上抗議行動を激励した後、私自身も数度にわたって農水省と具体的な改善策を議論してきました。
秋ノリが排水で色落ちしてしまった今、とにかく冬の冷凍ノリには影響を及ぼさないようにしなければなりません。
緊急の対応を農水省に求め、2点の改善策が返ってきました。
1点目は、長崎県が排水をする際、できるだけ前広に佐賀県に知らせるよう努めること。今はともすると、排水の2時間前に連絡が来るという状況です。これがもっと早めに連絡があれば、佐賀県側としても対処の仕様があります。
2点目は、土日祝日でも、排水の連絡が佐賀県側に来るようにすること。今は残念ながら土日祝日は連絡が来ません。すなわちその間は佐賀県側としては手の打ちようがないということです。特にこれから冷凍ノリの時期。年末年始の休みの時期の排水も大変気になります。そこで、年末年始も含めた土日祝日もメール等を通じて排水の情報が佐賀県側に届く方向としました。今その具体的な方法をつめています。
このような改善策を通じて、南北排水門から均等に、そして細切れの排水がなされることを確認していきたいと思います。
宝の海有明海を守るために。できることは全てやっていきます。