今日政府は、来年度予算案を決定。100兆円を超える予算案ですが、その内容は随所に大きな問題点があると言わざるをえません。
消費増税対策や防衛予算、公共投資などに資金配分がかなり重点配分されています。本当に効果があり必要なものであれば、認めていかなければなりません。
しかし、どうも私には今回の予算案は(これまでもそうでしたが)「カネがあるから使ってしまおう」という、極めて放漫なものにしか見えません。
確かに税収は伸びています(しかし非現実的なほど甘い経済見通しが前提)、消費税引き上げの増収分もあります。それらがあるからこそ、例えば今こそ国債の発行を減らして財政の健全化に取り組もうという発想になぜならないのか。なぜ、とにかく今使おうという発想になるのか。
今だけ、目の前だけしか見ない、極めて近視眼的な、また無責任な安倍政権の政権運営の体質がはっきり表れている予算案ではないかと思います。
その内容をさらにしっかり精査して、一月からの通常国会での論戦に備えなければなりません。