昨日も、政府が発表した来年度予算案に関する私の疑問点を書きましたが、色々考えてみても、どうしても釈然としない点が残ります。
それは、来年10月からの消費税引き上げへの対策として、公共事業費を1兆円以上積み増していること。
これは一体何なんでしょうか。消費税引き上げ後の経済対策ということであれば、来年10月以降に支出されるものと考えるのが妥当ですが、その場合、来年10月以降だけで1兆円も積み増しされた公共事業の消化が可能なのでしょうか。
特に今の人手不足の世の中、こんな大きな金額を、いきなり来年度後半だけで執行するのは無理があるように思えます。そうなると、10月の消費税引き上げ後の対策としての有用性に疑問符がつきます。
とにかく大盤振る舞い、という感じで組まれた来年度予算。かなり無理があるように思えます。