安倍総理の側近と言われる、萩生田衆議院議員がラジオ番組で、6月の日銀短観を見て、数字が悪ければそれからでも消費税率引き上げの延期はありうると述べたと。
さらには、その場合には国民に信を問うと、そしてそれはダブル選挙は日程的に厳しいと。
6月の日銀短観とか、ダブル選挙は日程的に厳しいとか、随分具体的に言ったものだと思います。
安倍総理の側近ですから、安倍総理と気脈を通じた上での、「観測気球」でしょうか。
何か安倍総理側は、消費税率引き上げを延期することを自分の「手がら」のように考えてしまっているのではないでしょうか。
手がらどころか、つまり安倍政権の6年間では、消費税率を引き上げられるような経済状況を結局作れなかったということです。加えて、財政赤字については、2020年度に基礎的財政収支を均衡させると言っていたのが、今や2025年度まで丸々先送りされていますから、財政健全化についても何もできなかった、いや刻々と政府の赤字は積み上がっていますから、悪化を放置してきたということ。
すなわち、安倍政権の失政、ということです。
以前にもこのブログに書きましたが、安倍総理が消費税率引き上げの延期と結びつけて衆議院を解散するのであれば、私たち野党としては望むところ。
「アベノミクスは失敗だった」と厳しく追及し、受けて立ちます。