全国的に有名な有明海の海苔。
今年、佐賀県南西部においては、海況が著しく悪かったために、秋の海苔、そして冬の冷凍海苔ともに、生育が極めて悪い状況でした。
今日、白石町、鹿島市から太良町にかけて南西部をまわり、漁業者の皆さんの話しを聞きながら、現地を視察してきました。
太良町においては、収入が例年の30分の1程度ではないかという話しすらありました。まだシーズン中であるにもかかわらず、多くの漁業者の皆さんが既に海苔網を引き上げていらっしゃいました。
秋から天気の良い日が続き、降雨量が大変少ない状況でした。その影響はもちろんあると思います。しかし根本的な原因として、諫早湾干拓の締め切り以降、潮の流れが遅くなり、海の力が低下したことが大きいことは間違いありません。
根本的な解決策を求めていかなければなりません。それは諫干の開門です。