明日、衆議院農林水産委員会において午前10時10分から25分という短い時間ですが、質疑に立ちます。
農水産業共同組合貯金保険法改正案についての質問とともに、諫早湾干拓問題を取り上げるつもりです。
先月末、福岡高裁においては、画期的とも言える、裁判所からの和解に向けた勧告が行われました。
これに対して農水大臣はどう対応するのか、を質すためです。
先週の農水委員会での質疑においては、農水大臣は「開門を前提としない基金案」という、これまでの政府の考え方に沿って対応すると答弁しました。しかしこの案は、この4年以上も前に農水省が打ち出したのですが、その後全く関係者の理解を得ることができずに、成立しなかったもの。これを繰り返し持ち出しても、何も解決にはなりません。
この「基金案」から、国は1ミリも譲歩して考えることはできないのか?この点が、和解に向けた動きの鍵になります。
国が1ミリも譲歩できないということであれば、和解は間違いなく全く進みません。しかし私が思うに、1ミリも譲歩できないという理由を、国が説得力のある形で説明するのはかなり難しいのではないかと思います。
明日農水大臣はどう答えるのか。問うていきます。