佐賀県の有明海南西部で海苔漁を営む若い漁師さんたちと意見交換を行いました。
先日来ここにも書いてきていますが、今年の秋の海苔は、南西部においては過去なかったような深刻な不漁でした。秋から赤潮が何度も発生し、海苔が黒く色付かず、育たないのです。
南西部において、毎年不安定な海苔漁をもたらしているのは諫早湾干拓の締め切りです。漁師の皆さんは口々に、締め切り以降、潮の流れが弱くなってしまったことが原因だと言われます。
そして今年の秋のこの深刻な状況。
皆さんからは、一日も早く何とかして欲しいという切実な声をいただきます。「黒い海苔をとにかく獲りたい」と絞り出すような声で訴えられました。