よみがえれ!有明訴訟原弁団の皆さんとともに、農水省・水産庁との会合を持ちました。
連年の有明海西南部のノリの不漁を受けて、有明海特措法法に基づいて、漁業者への「補填」のような支援措置をとるべき状況です。
そのような措置を求めて、農水省・水産庁と協議を重ねてきましたが、その結果、水産庁は先月、佐賀の現場を訪問しました。それを受けて、どのような支援措置が検討されているのか、ということを今日ヒアリングしたわけです。
ところが水産庁から報告のあった内容は驚くべきものでした。今行っている作業は、ノリ漁業者の経営状態を把握する作業中であって、支援策の検討にはまだ至っていないと。
この対応の遅さはどうしたことか。ノリ漁業者の厳しい生活に対して、寄り添って考えているとはとても思えないような、冷淡な対応です。
さすがに私も業を煮やしました。したがって、強く水産庁に要請しました。担当者レベルでの検討ではなく、水産庁長官にこの遅延した状況をしっかり報告し、長官にしっかり判断させた上で、来週の半ばまでに何をいつまでにどうするのか、そのスケジュール感、見通しを示すべし、と。
水産庁が、真に漁業者を支える組織なのであれば、明確な方向性を示すべきです。来週半ばの回答を待ちます。