よみがえれ有明!訴訟原告団・弁護団の皆さんと、国会内で院内集会を開催し、引き続き農水省・水産庁と協議を行いました。
農水省・水産庁に対して、私たちからは引き続き、海苔の不漁問題について有明海特措法に基づく特別な支援を求めましたが、水産庁の説明は相変わらず極めて冷淡なものでした。
今年の海苔漁は10月末から種付けが始まっていますが、すでに今のところ、赤潮の影響で厳しい状況にあります。しかも、今年は有明海西南部のみならず、東部の方まで厳しい状況が広がっています。(写真)
この深刻な状況下でも、なぜ水産庁は、そして政府はこうも漁業者に対して冷たくいられるのか、私には信じられません。
また、今日の協議の中で、水産庁から、西南部の状況の厳しい海苔漁業者に対して、漁場を他の場所に変えることもひとつの策だとしてすすめているということも述べていました。
海苔漁は多くの「装備」を使います。したがって漁場を変えるということは、生活の拠点も含めてごそっと移動することを意味しかねません。「西南部で獲れないのであれば、東部に引っ越せばいいじゃないか」ということなのでしょうか。簡単なことではありません。こんな重いことをさらっと言い放つ、水産庁の姿勢に、私は怒りすら覚えました。
今の政府は冷たい。岸田総理は「聞く力」などと言いますが、とんでもない。冷た過ぎます。