佐賀県知事が、林農水大臣と面会しました。諫早湾干拓の開門について、佐賀県としての主張を伝えるためです。私が意外に思っているのは、開門に向けて不可欠な、農業用水確保のための予算を、新政権がどう手当てしようとしているかということ。海水淡水化といった方策を実現しようとすると、数百億円の予算になります。それを比較的短期間のうちに手当てをして執行していかなければ、今年十二月までの開門は実現できません。そう考えると、この予算は今回の補正予算で手当てするのが順当だと私は思います。実際、私たちが与党であった、昨秋の段階では、私は農水省と補正予算活用の方向で議論をしていました。しかし、話しを聞いていると、今の段階では、補正予算は使わないようです。そうであると、本予算ということでしょうか。本予算が国会を通過するのは、ゴールデンウィーク前後かとも言われています。すなわち遅くなります。その場合開門自体が危うくなるのではないかと危惧します。この段階での予算の手当ては、極めて重要です。
諫早湾干拓開門予算はどこへ
